「誰の～」（疑問詞）

疑問文で名詞句を伴い、所有者を尋ねるのに用いられる。

〈 whose + 名詞句 〉

Whose pencil is this? tatoeba.org (55521)

これは誰の鉛筆ですか。 tatoeba.org (218209)

「誰のもの」（代名詞）

whose単独で「誰のもの」を意味し、同じように疑問文で所有者を尋ねることができる。

〈 whose 〉単独

Whose is this bicycle? tatoeba.org (58875)

この自転車は誰のものですか。 tatoeba.org (221551)

「その～が…する」（代名詞、限定詞）

人を先行詞として名詞句を修飾する。関係節内で所有格を受ける名詞句を表す。

〈 先行詞 + whose + 不完全文 〉

This is the boy whose name is Tom Fisher. tatoeba.org (61533)

こちらがトム・フィッシャーという名前の男の子です。 tatoeba.org (224197)

また、先行詞が人でなくても使用できる。

What is that building whose door is painted white? tatoeba.org (39110)

ドアが白く塗られているあの建物は何ですか。 tatoeba.org (201899)

【注意点】制限用法と非制限用法

関係代名詞は、先行詞となる名詞句を修飾して、同種のものの中からその文で話題になっているものを限定する機能を持つ（制限用法）。

This is the boy whose name is Tom Fisher. tatoeba.org (61533)

こちらがトム・フィッシャーという名前の男の子です。 tatoeba.org (224197)

◎この例では、世の中にいる様々な少年の中から「トム・フィッシャーという名前の少年」に焦点を合わせている。従って、この用法ではもともと１つしかないもの（固有名詞）を先行詞として取ることができない。

一方、関係代名詞の前にカンマを置くと、限定の機能はなく、先行詞に関して追加の情報を表す（非制限用法）。この用法では、固有名詞を先行詞として取ることも可能である。

His cousin, whose name I forget, was a nurse. tatoeba.org (286676)

彼のいとこは、名前は忘れたが、看護師だった。 tatoeba.org (116991) JIEMで編集

◎看護師をしているいとこに関して追加の情報を与えている。何人かいるいとこの中から「名前を忘れたいとこ」に焦点を合わせているわけではない。