解答・解説ページ
Answers ~解答・解説~
次の(1)から(5)までの( )に入れるのに最も適切なものを1, 2, 3, 4 の中から一つ選びなさい。
[英検 2020年度 第2回検定問題より]
(1)
正解: 3
After Thomas hurt his knee in a skiing accident, his doctor told him to ( avoid ) playing sports for at least two months.
- protect
- admit
- avoid
- master
【 訳 】
トーマスがスキーの事故でひざをけがした後、彼の医者は少なくとも2か月の間スポーツをしないように言った。
【解説】
動詞の問題。前半「トーマスがスキーの事故でひざをけがした後」、「医者は2か月間スポーツを( )と言った」のですから、空所は「しないように(=避けるように)が適切です。空欄の後ろの動詞が動名詞 (playing)であることも、正解の根拠となります。正解は3. avoid (+動詞ing)「~を避ける」となります。
他の選択肢:1. protect「~を保護する」、2. admit「~を認める」、4. master「~を取得する」。
補足:avoidは後ろに動名詞を取る代表的な動詞で、avoid ~ingで「~することを避ける、~しないようにする」です。選択肢2. admitも動名詞を取る動詞なので正解の選択肢となり得ますが、文脈に合いません。
(2)
正解: 3
A: Excuse me. Can you tell me the difference between these two stereo systems?
B: They're ( basically ) the same, but this one has slightly bigger speakers.
- especially
- sharply
- basically
- easily
【 訳 】
A:すみません。この2つのステレオの違いを教えてもらえますか。
B:基本的には同じですが、こちらは若干スピーカーが大きくなっています。
【解説】
副詞の問題。Aの「2つのステレオの違いを教えてもらえますか」に対し、Bは空所の有る文の後に「こちらは若干スピーカーが大きい」と答えています。少しスピーカーが大きいことは「どのように」同じなのかと考えると、正解は3.「基本的に」となります。
他の選択肢:1. especially「特に」、 2.sharply「鋭く」、 4. easily「簡単に」
補足:-lyのつく単語は基本的には副詞ですが、-lyのつく形容詞も数は少ないですがあります。形容詞+lyは副詞 (obvious「明らかな」+ly)、名詞+lyは形容詞 (friend「友達」+ly)と覚えておきましょう。
(3)
正解: 1
At first, Bill planned to take a taxi to the airport, but then he thought ( better ) of it. He realized that he had a lot of time and the bus would be much cheaper.
- better
- less
- greater
- fewer
【 訳 】
当初、ビルは空港までタクシーで行くことにしていたが、その後思い直した。彼には時間がたくさんありバスのほうがずっと安いことに気づいたのだ。
【解説】
熟語の問題。1文目空所部分前で「初めビルは空港までタクシーで行くことにしていた」が、2文目で「彼には時間がたくさんありバスの方がずっと安いことに気付いた」ので、彼は考えを変えたと考えられます。したがって、正解は1. (think) better (of) ~「~を思い直す」となります。
他の選択肢:2. less「(量や程度が)より少なく」、3. greater「より素晴らしく」、4. fewer「(数が)より少なく」
(4)
正解: 1
When Reika's grandmother fell down in the train station, Reika called ( for ) help. Luckily, the station staff heard her and came right away.
- for
- over
- off
- in
【 訳 】
レイカのおばあさんが駅で倒れたとき、彼女は声を上げて助けを求めた。幸い、駅員が彼女の声を聞きすぐに来た。
【解説】
熟語の問題。2文目「幸い、駅員が彼女の声を聞きすぐに来た」を手掛かりに、空所の文でレイカが「どのように」助けを求めたのか推測すると、正解は1. for「(call for ~)声をあげて~を求める」となります。
他の選択肢:2. over「(call over ~で)~にふらっと立ち寄る」、 3. off「(call off ~で)~を中止する」、 4. in「(call in ~で)~をその場へ呼ぶ
(5)
正解: 1
Gerry does not want anyone to come into his house, so he always keeps his front door ( locked ).
- locked
- locking
- is locked
- to lock
【 訳 】
ゲリーは自分の家に誰も来てほしくない。だから、彼は常に玄関の鍵を掛けたままにしている。
【解説】
文法の問題。空所前のkeepがヒントです。keepは、keep OC「OをCの状態のままにしておく」という第5文型で使われる代表的な動詞です。Cには、名詞・形容詞・動詞(原形・分詞)がきますが、今回の問題はCに過去分詞が来るケースです。O (his front door)は鍵が掛けられているという受動の状態なので、受動の意味を持つ1. locked「過去分詞形」が正解となります。
他の選択肢:2. locking「lockの現在分詞」、 3. is locked 「lockの受動態」、 4.to lock「lockのto不定詞」
補足:SVOCの文型でCが分詞の場合、現在分詞と過去分詞がありますが、どちらに決定するのかは、Oとの関係です。Oが「している」なら能動を表す現在分詞、「されている」なら受動を表す過去分詞となります。次の例で確認しておきましょう。
(1) He kept me waiting for forty minutes.
「彼は私を40分間待たせた。」
(2) We usually keep the window locked.
「私たちはいつもその窓の鍵を掛けておく。」
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