[PR]大学進学のためには、一体いくらお金がかかるのでしょうか。受験スケジュールや受験対策はチェックしていたけど、お金のことまで調べていなかった……。そんな方のために今回は、事前に知っておきたいお金の話です。
授業料だけではなく、入試にかかる費用、受験のための交通費や宿泊費、教科書や教材費、さらに大学生活にかかる費用など、大学進学には思っていた以上にお金がかかるもの。いまのうちから情報を押さえて、“いざ!”というときに備えましょう。
四年制大学に入った場合に必要な教育費は?
日本政策金融公庫が2021年12月に発表した「令和3年度 教育費負担の実態調査結果」によると、4年間でかかる教育費は、国公立大学に入った場合で約482万円、私立大学文系の場合で約690万円です。
これには受験費用や学校納付金、入学しなかった学校への納付金、授業料、通学費、教科書費などが含まれます。
これはあくまで平均であり、私立理系や薬学部、医学部などの場合はさらに費用が高くなってくるでしょう。もちろんこれだけではなく大学進学には生活費もかかってきます。
大学生活ではどれくらいお金がかかる?
4年間の大学生活では、受験費用や学校納付金などの学費だけではなく、食費や下宿代、娯楽費など生活費もかかってきます。
日本学生支援機構「令和2年度学生生活調査」(2022年3月)から学生生活費のデータを見てみると自宅生で1カ月に3.2万円、自宅外生の場合は9.2万円かかることが分かります。
【自宅生の生活費】
自宅生の場合は、アパート代などの住居費がかからない分、生活費は抑えられています。とはいえ食費や保健衛生費、娯楽・し好費、その他の日常費として、1年間に約38.7万円かかっています。月額にすると、約3.2万円です。
あくまでも平均データなので、大学や地域などで異なりますが、やはり学生生活にはお金がかかります。
【自宅外生の生活費】
自宅生以上に生活費がかかるのが、自宅外生です。下宿やアパートなどの住居費や食費、光熱費がかかってきます。保健衛生費、娯楽・し好費、その他の日常費なども含めて、1年間に約110.8万円。月額にすると、約9.2万円かかることになります。
自宅生に比べて、住居・光熱費、食費などがかかる分、月6万円ほど生活費がアップします。光熱費や食料品など、物価が上昇している今年はさらに生活費がかかることが予想されます。
こうして大学進学にかかるお金について見ていくと、かなり高額なことが分かります。そんなにお金は払えない!と思った方も多いのではないでしょうか。
でもあきらめないでください。2020年4月からスタートした大学無償化の制度があります。家計の経済状況や学業成績など、条件に該当すれば、授業料等の減免制度や給付型奨学金の支援を受けられます。
また、日本学生支援機構の奨学金や大学独自の奨学金など、あなたの学びを支援する制度もあります。事前にチェックして、大学進学のチャンスを逃さないようにしましょう。