英検®に新たな級「準2級プラス」登場!その特徴を深掘り!

日本英語検定協会は、2025年度から英検®の2級と準2級の間に、新たな級「準2級プラス」を新設すると発表しました。今回は、導入される背景や位置付け、英語外部検定利用入試に使えるかどうかなど、準2級プラスを深掘りします。

 

 

「準2級プラス」が導入された背景は高い壁?

 

新たに導入される「準2級プラス」は、2級と準2級の間のレベルとなります。英検®の各級の目安を見て見ると、準2級が高校中級程度、2級は高校卒業程度となっています。

しかし受験者からは英検®準2級と2級は別物という声も出ていました。実際、受験者データでも、各級の合格までにかかる期間は準2級まではおよそ1年間。準2級から2級合格までには2年近くかかっていることがわかります。

そこで、今回、2級と準2級の間の高い壁を解消するために準2級プラスが新設されることになったのです。

 

 

「準2級プラス」の位置付けは?

 

「準2級プラス」の位置付けについて準2級と2級ともに見ていきましょう。準2級は日常的な話題について、「読む、聞く、話す、書く」の能力を中心に測定。2級は社会的な話題を扱い、より高次の認知的活動に求められる英語力を測定しています。

そして、新設される準2級プラスでは、準2級と2級の橋渡しとして、身近な社会的話題について、聞いたり読んだりした内容の詳細を理解したり、聞いたり読んだりした情報や自身の考えを多様な語句を用いた発話や文章を通して詳しく伝える能力を測定することになっています。

また、準2級プラスの合格基準スコア(英検®CSEスコア)は1829となります。

 

 

英語外部検定利用入試ではどう使われるのか?

 

英語外部検定利用入試は多くの大学で採用されていて、「試験免除」や「満点換算」、「得点換算」、「加点」といったアドバンテージを設けており、大学入試で利用できる英検®のレベルは、準2級から2級がひとつの目安と言われています。

ただ「準2級プラス」の導入で、大学によっては外部試験の基準として新たに加えてくるところが出てくるかもしれません。どちらにしても準2級と2級の間にある高いハードルを乗り越えるためのステップとして、まずは、準2級プラスを目指してみることは有効といえそうです。

 

 

出典:準2級プラス特設サイト|公益財団法人 日本英語検定協会

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