年明けには共通テストを皮切りに、いよいよ一般選抜がスタートします。勉強した結果をベストの態勢で発揮するために、試験当日のトラブルを避ける方法、万が一トラブルが起きた時の対処法を伝授します。
「早めの出発」は、あらゆるトラブルに効く!
試験当日の一番心がけたいのが、自宅を早めに出ることです。これだけで、交通の遅延、悪天候、忘れ物などあらゆるトラブル回避につながります。近年、入試日なら訴えられないと考える痴漢も問題化しているので、空いている時間帯に乗れるよう早い出発を目指してください。
それでも遅刻しそうになった時はどうしたらよいでしょうか? 基本的にどの大学でも20〜30分程度(共通テストは20 分。ただし、英語のリスニングテストは途中入室不可)の遅刻は入室できるので、諦めずに会場まで向かいましょう。悪天候など受験生全般に影響のある交通遅延の場合は、大学が開始時間を遅らせることもあるので慌てないでください。
自分だけ不測の事態で遅刻する時のために、駅からタクシーを利用できるよう現金を多めに準備しておきます。これは、複数の試験会場がある大学で、会場を間違えた時にも安心です。もちろん、そんなことが起きないように、会場の名称と住所を必ずチェックしておきましょう。
忘れ物をして慌てないための心得
忘れ物をしないためには、前日に準備して確認することが必須です。受験票、生徒手帳、スマホ、現金+交通費(交通系ICカードには十分なチャージを)、筆記具、時計、テイッシュ、ハンカチ、午前と午後にまたがる場合は、飲み物と昼食も必要です。
受験票は万が一、忘れても仮受験票を発行してもらえる大学がほとんどなので、慌てず受付で申し出ましょう。その際、本人確認のために生徒手帳が必要なことがあるので、いずれにせよ忘れ物は避けたいところです。
インターネット出願の場合、スマホで志願票を見せる場合もあるので、バッテリー切れが起きた時のことも考えて、スマホ用モバイルバッテリーもあるとよいでしょう。志願票のプリントアウトが必要な場合は、前日までに済ませておきます。当日、途中のコンビニでプリントしようと思っても、混んでいたら遅刻するかもしれません。
合格が決まるまで試験が続くので、コロナやインフルエンザなどの感染症対策も忘れずに。会場で感染しないように、マスクや手の消毒など基本的な防止策を怠らないようにしてください。また、試験会場の暖房の状態に合わせられるように、着脱しやすい服装をオススメします。
さあ、本番はすぐそこです。気合いを入れて、もうひと踏ん張りしましょう!