もうすぐ進級です。大学受験を考えている人は今のうちに志望校や志望学部学科を決めておくと、1年間のスケジュールを立てられて、計画的に受験対策ができます。高3生でなくても有効なので、1・2年生もぜひ、仮でもよいので今の時点での目標を決めてみましょう。
どうして志望校や志望学部学科を早く決めた方がよいのか?
がむしゃらに暗記していた受験対策は、保護者の時代のこと。今の受験は、情報戦にも強い方が有利です。たとえば、一般入試全盛だった時代と異なり、最近は総合型選抜や学校推薦型選抜で半数以上の人が年内に合格を決めています。まだ受験ガイダンスを受けていない新・高1生や、大学受験生を抱えたことがない保護者の家庭では、あとで年内入試のことを知って、準備が遅れることもあります。
こうしたいわゆる年内入試を受ける場合、難関校になればなるほど早期からの対策が求められます。つまり、1年生のうちから備えた方が有利になるのです。ただ、大学によって出願要件が異なるため、志望校や志望学部を絞って情報を集め、準備した方が効果的なのです。
一般選抜で受験すると決めている場合も、大学や学部学科の入試形式によっても受験科目が異なります。必要な科目を集中して学べるよう、やはり早めに志望校、志望学部学科は決めた方がよいでしょう。
どうしたら志望校や志望学部学科を決められる?
志望校や学部学科を決めるために必要なのは、自分が大学で何を学びたいかです。それがわかっている人は、その学びがある大学の中から、より自分に合ったカリキュラムや、それを専門とする教員のいる大学に絞り込んでいきます。大学案内というパンフレットやホームページで確認したり、高1のうちからオープンキャンパスに通うのもオススメです。
学びたいことが今はまだないという場合、自分の好きなことに関連する分野、または将来どんな仕事をしたいか考えてみましょう。特に好きなことがないという人でも、これまで生活してきた中で、どんなことに自分が惹かれてきたか、共感してきたかによって志向がわかってくるので、振り返って考えてみてください。
難民のドキュメンタリーを見て悲しくなったなという人には国際協力や国際政治に強い学部学科が向いているかもしれません。年下のお世話をするのが楽しかったなという人は幼児教育系の学部学科、ドラマで困っている人を助ける弁護士に胸がスカッとしたなら法学部で法律を学んでみようかなとか。
好きなことばかりでなくても、逆に自分の悩みを解決できるような学問や仕事から考えてもいいかもしれません。「ケガでサッカーができなくなったけれど、そういう人を助ける研究はないかな?」とか、友人や親との関係がうまくいっていない人は、「同じように苦しんでいる人を助ける心理系や福祉系の仕事はどうかな?」と考えてみるのもよいでしょう。
最初は小さなきっかけでも大丈夫です。そこを入口に大学について調べていけば、「これ向いているかも」「これ好きかも」という学問に出会いやすくなります。