英字新聞を読むことで、身についている単語数をある程度測ることができます。自分の能力に合わせて読む英字新聞を選び、語彙力のさらなる強化を図ってみてはいかがでしょうか。
英字新聞を読み取るために必要な単語数
自分が持っている単語数を把握するのに、英字新聞がどれくらい読めるかの程度を目安にすることができます。
英単語を1500語ほど覚えれば、英字新聞の記事の約75%の単語を読み取ることができるという意見があります。ただし、日本の新聞でも記事で使われる単語の難易度が違うように、英字新聞によっても単語の難易度が違います。
代表的な英字新聞の単語数(目安)は次のようになります。
英字新聞の語彙力比較
- TIME 約6,500語
- Newsweek 約6,200語
- CNN News 約5,100語
- ABC News 約5,000語
同サイトによれば、映画「タイタニック(Titanic)」は約3600語、「クレーマー、クレーマー(Kramer vs. Kramer)」が約2100語となっており、映画を観るより新聞を読むほうが難易度が高いため語彙力強化の訓練に繋がります。
英字新聞を読むために有用な英単語
英語・語学書を出版するアルクは、「レベル別語彙リストSVL12000」を紹介しています。
同サイトには、日本人の英語学習者にとって有用であると思われる英語語彙1万2000語を選び出し、基礎〜上級の12のレベルに区分した段階別学習語彙リストが掲載されています。上級となるLevel 10では「英文雑誌を楽しめる英単語」全1000語が掲載されおり、この英単語を押さえておくと、より効率よく英字新聞が読めるようになるでしょう。
また、過去記事の「国内ニュースを英語で読もう」でご紹介した、比較的読みやすい英語ニュースサイトで語彙力をアップさせて、英字新聞にチャレンジするのもよいでしょう。
継続的に楽しく英字新聞を読もう
英字新聞が語彙力を高めるのに役立ちそうというのは分かってきましたが、「学習」として取り組むと疲れてきます。週間の英字新聞を毎週読み続けるのは3ヶ月が限度、という声も聞かれます。
英字新聞を継続的に読むコツはいろいろとありそうですが、例えば…
- 自分に合った新聞や記事を読む
- 好きなときに気ままに読む
- 気になったニュースを追い続ける
- 記事のすべてをしっかりと読み込もうとせず、拾える単語だけを拾う
などが挙げられそうです。
分からない単語があった場合、「英ナビ!辞書」等を活用して意味や読みを調べ理解するようにしましょう。無理なく楽しく英字新聞に親しんで、語彙力向上のひとつの手段としてみるのもよいのではないでしょうか。