新・受験生は絶対に知っておいたほうがいい!入試制度【Part1】

受験生たちがまさに試験を受けているこの時期、来年以降に受験を控える新・受験生の皆さんはどう過ごしていますか? もちろん今からしっかり勉強しているので大丈夫!という方も、まだ1年あるから大丈夫!というあなたも。今のうちに知っておいた方がよいことがあります。それは 入試制度に関する情報。いくら勉強をしっかりしていても理解の度合いによって、志望校合格に大きく影響するのも事実です。まずは正しく入試制度を理解し、少しでも早く自分に合った入試に向けて対策を始めることが大切です。

 

 

選抜スタイルは3つ。特徴をしっかり理解して対策しよう!

 

大学受験の入試は、大きく分けて「一般選抜」「学校推薦型選抜」「総合型選抜」の3種類があります。 「一般選抜」は、2月前後に行われる最もオーソドックスな選抜方法のこと。毎年1月中旬に行われる「大学入学共通テスト」もこれに含まれます。 また、「学校推薦型選抜」は、高校の推薦を受けることで出願できる試験。そして「総合型選抜」は、大学が求める学生像に合致するかを選抜する自己推薦型の試験です。

とくに総合型選抜と学校推薦型選抜は、多くの国公私立大学で実施され、2024年度は、総合型選抜で85.6%、学校推薦型選抜は99.2%の大学で採用されています。 また、入学者は、2024年度は総合型選抜で98,520人(入学者全体数に対する割合:16.1%)、学校推薦型選抜は214,549人(35.0%)で半数以上がこれらの入試方式で国公私立大学に入学しました※。 これらの数字を見ると、一般選抜よりも主流になっているといってもいいかもしれません。

それぞれの選抜の特性をしっかり理解して、自分に合った選抜スタイルに合わせた対策をするといいでしょう。

※文部科学省『令和6年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要』より

 

 

私大の一般選抜は大きく2種類。さらに共通テスト利用も2つある

 

私立大学の一般選抜には、「一般方式」と「共通テスト利用方式」があります。主に1月下旬から3月まで行われる一般方式は、大学が独自に試験日や内容を決めているので、自分でスケジュールを調整することで複数の大学を受験することができます。

受験科目は3教科型が多く、文系学部は英語と国語に、地歴・公民や数学から1科目。理系学部は、英語、数学、理科が一般的です。最近では、1〜2科目型を採用する大学も増えています。科目による配点はそれぞれの大学で異なるので事前によく調べて対策をしておくといいでしょう。

英語は文系、理系に問わず、たいていの場合が課されます。英検®など英語外部検定で大学が定める必要条件をクリアすることで試験が免除されるケースもあるので、早いうちから外部検定に挑戦してクリアすることで、他教科の勉強に集中することができるでしょう。

また、共通テスト利用方式は私立大学も導入しているところがたくさんあります。「単独型」と「併用型」の2つがあり、単独型は、共通テストだけで合否が決まります。併用型は、共通テストと大学独自の試験で合否が決まります。

大学や学部によって違い、変更になることもあるので必ず最新情報をチェックしておきましょう。総合型選抜と学校推薦型選抜については、次回、ご紹介します。

 

 

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