英検二次試験で意識したい3つのポイント

堤谷 孝人

英検 2015年度 第3回検定 二次試験の日が近づいてきました。一次試験を突破したみなさん、本番に備えて二次試験(面接形式のスピーキングテスト)の準備は進んでいますか?

英検二次試験で意識したい3つのポイント

 

昨年末、英検 2016年度 第1回検定より、4級と5級にスピーキングテストを導入すると発表がありました。今後はすべての英検級で「コミュニケーション能力」が重要となってくるため、この部分を伸ばす学習にも注力していく必要があるといるでしょう。

 

今回は、英語のコミュニケーション能力が重要な、英検二次試験や英語面接に活かせる「面接時に意識したいポイント」を紹介していきます。これは、日本語での面接や、相手に何かを伝える際にも応用できます。

 

 

 

相手の目を見て話す

 

これはコミュニケーションの基本。

 

欧米では「信用を得るためには目を見て話す必要がある」と言われていますが、これは日本でも事情は同じ。

 

目を見て話す人からは「きちんと物事を伝えよう」という誠実さが感じられます。「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるように、伝わる力が増します。

 

面接においては、相手の目を見て堂々と話すことで自然と自信が湧いてくるでしょう。また、相手も同じように誠実に対応してくれるので、お互いの信頼感情が高まり、緊張感がやわらぐかもしれません。

 

しかし、「英語力にちょっと自信がない」「どうしても相手の目を見て話すのが苦手」という人も多いでしょう。そんな人は、相手の目を直視せず、眉間のやや上あたりを見て話すと良いでしょう。

 

 

 

ポジティブにこたえる

 

質問に対してネガティブな反応をすると、相手もネガティブな反応を返しやすくなります。

 

心理学では「ミラーリング効果」と呼ばれるもので、「相手の反応は自分の反応を映す鏡(ミラー)である」ともいえるそうです。

 

イメージするとすぐに分かりますが、面接において相手にネガティブな反応をされると、どうしても動揺してしまい負のスパイラルに陥ってしまう可能性が高くなります。

 

そうならない為にも、相手の質問や指示に対してポジティブで積極的な返答・反応を心掛けると良いでしょう。

 

 

 

沈黙を避ける

 

英検二次試験の配点には、「Attitude(態度点)」があります。(準1級〜3級)

 

これは、「積極的にコミュニケーションをしようとしているかどうか」や「自然な受け答えができているか」を採点するもので、二次試験で判定される「優れたコミュニケーション能力」に含まれます。

 

面接では、緊張のあまり返答に詰まってしまったり、少し考えてから返答をしたいと思う場面もあるでしょう。しかし、そこで「沈黙」してしまうとマイナス評価につながる可能性があるため、とにかく沈黙を避けることが良いでしょう。

 

例えば、「well…」「Let me see.」などと言い、会話をつなぎながら少し時間をとって考え、質問に沿った返答や、自分が納得できる返答をするといった工夫が効果的です。

 

「つなぎ言葉」や「接続詞」を紹介した記事も、ぜひ参考にしてみてください。 

英検 二次試験に向けて 〜すぐに使える10のテクニック〜

 

また、英検のWebサイトでは、面接室に入室してから退出するまでの試験の流れを音声付アニメーションで確認できます。事前に本番の流れを把握して沈黙状態になることを避けましょう。

英検 バーチャル二次試験

 

 

いかがでしたでしょうか?コミュニケーションは「双方向」で成り立つものです。とはいえ、英検二次試験で上手にコミュニケーションをとることだけに終始してはいけません。「正しい回答をする」「相手に伝える」ために、紹介した3つのポイントを意識して二次試験にのぞんでみてください。

 

 

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