解答・解説ページ
Answers ~解答・解説~
次の(1)から(3)までの日本文の意味を表すように①から⑥までを並べかえなさい。そして、2番目と4番目にくるものの最も適切な組合せを1, 2, 3, 4の中から一つ選びなさい。
※ただし、( )の中では、文のはじめにくる語も小文字になっています。
[英検 2016年度 第1回検定問題より]
(1)
正解: 4
【正しい語順と訳】
メアリーに,ピアノで何か演奏してもらうよう頼んでみよう。
( Let’s )( ask )( Mary )( to )( play )( something ) on the piano.
① Mary ② play ③ something ④ let's ⑤ ask ⑥ to
- ①-②
- ③-①
- ④-②
- ⑤-⑥
【解説】
並べ替え問題では、主語と動詞の部分をはじめに考えるのが解答のコツです。「頼んでみよう」から、Let’sで始めることがわかります。let’sのあとは動詞の原形を置きます。「…に~するよう頼む」は[ask+ (人)+to+動詞の原形~]で表します。
playのあとには目的語を置きますが、「何か」なのでplay somethingとします。したがって、Let’s ask Mary to play something on the piano.の文が完成します。「ピアノを弾く」はplay the pianoまたはplay on the pianoで表します。Playの後に曲名などを置く場合には、play ~ on the pianoで表します。
「…に~するよう言う」はtell、「…に~してもらいたい」はwantを使って表します。
(例)
My father told me to get up earlier.
「父は私にもっと早く起きるように言いました」
We want Ken to be our team captain.
「ケンに私たちのチームのキャプテンになってもらいたい」
(2)
正解: 3
【正しい語順と訳】
これは50年前にアメリカで制作された映画です。
This is ( a movie )( made )( in )( America )( 50 )( years ) ago.
① years ② America ③ made ④ in ⑤ a movie ⑥ 50
- ⑤-①
- ⑤-②
- ③-②
- ③-⑤
【解説】
3級の問題では名詞に修飾語句の付いた文がよく出題されます。しかし、修飾部分を取り除くと、中学1・2年生で習う簡単な文になります。「これは50年前にアメリカで制作された映画です」の下線部の部分をまず考えましょう。すると、This is a movieの部分が完成します。
次に、「映画」を修飾している「50年前にアメリカで制作された」の部分を考えます。「~された、~られた」は過去分詞で表すので、a movieのあとに過去分詞を使った修飾語句を続けます。場所を表す「アメリカで」と、ときを表す「50年前に」は、通常、[場所+とき]の順番で表します。文末にagoがあることからもこの順番でよいことがわかります。したがって、This is a movie made in America 50 years ago.の文が完成します。
分詞を使った後置修飾の例を示しますので、確認してください。
(例)
The girl running over there is my sister.
「あそこで走っている女の子は私の妹です」
※The girl who is running over there is my sister. と関係代名詞を使って表すこともできます。
The languages spoken in Canada are English and French.
「カナダで話されている言語は英語とフランス語です」
※The languages that[which] are spoken in Canada are English and French.と関係代名詞を使って表すこともできます。
(3)
正解: 2
【正しい語順と訳】
エレンが修学旅行で財布をなくしたというのは本当ですか。
Is ( it )( true )( that )( Ellen )( lost )( her wallet ) on the school trip?
① her wallet ② it ③ true ④ lost ⑤ that ⑥ Ellen
- ④-③
- ③-⑥
- ④-⑤
- ③-②
【解説】
この問題では、「エレンが修学旅行で財布をなくしたこと」が主語となります。この部分に、主語の「エレン」と動詞の「なくした」が入っていることから、選択肢にあるthatを用いることになります。接続詞であるthatは、そのあとに[主語+動詞~]を続け、「~こと」と名詞の役割の語句[節]をつくることができます。
このことから、that Ellen lost her walletの部分が完成します。英文では、itが形式的な主語となり、文の主語の位置に置き、その後で本来の主語の部分を続けることがよくあります。したがって、Is it true that Ellen lost her wallet on the school trip? の文が完成します。
itが形式的な主語となる文を示します。
(例)
It is important to learn how to use a computer.
「コンピューターの使い方を学ぶことは大切だ」
It is important that you practice the piano every day.
「毎日ピアノの練習をすることは大切だ」
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