解答・解説ページ
Answers ~解答・解説~
次の(1)から(5)までの( )に入れるのに最も適切なものを1, 2, 3, 4 の中から一つ選びなさい。
[英検 2016年度 第2回検定問題より]
(1)
正解: 1
A: There's still a lot of snow on the street. Be ( careful ), Brian.
B: OK, Mom. I will.
- careful
- different
- simple
- popular
【 訳 】
A:「まだ通りに雪がたくさんあるわよ。注意してね、ブライアン」
B:「分かった、ママ。気を付けるよ」
【解説】
選択肢はすべて形容詞です。動詞の原形(Be)で始まる文なので、「~しなさい」という意味の命令文であることが分かります。A(母親)が通りに雪がたくさんある状況を見て注意を促しているので、1のcareful「注意する、気を付ける」が正解です。
選択肢2のdifferentは「違った」、3のsimpleは「簡単な、質素な」、4のpopularは「人気のある」の意味です。
BのI will.はI will be careful. を短縮した形です。頼まれたときや助言を受けたときに、そのことを行うという意味で使われることがよくあります。
(例)
A: Say hello to your mother. 「お母さんによろしく」
B: I will. 「はい(母親に伝えます)」
(2)
正解: 4
A: Excuse me, I'd like a T-shirt.
B: What ( size ) do you wear?
A: Small.
- soap
- idea
- life
- size
【 訳 】
A:「すみません、Tシャツがほしいのですが」
B:「どのサイズを着ていますか?」
A:「Sサイズです」
【解説】
選択肢はすべて名詞です。Whatの後に置くので、「どんな~」の意味で使われます。AがTシャツを探していることから店での会話であることが分かります。また、Bの質問に対し、Small.「小さい」と答えていることから、正解は4のsize「サイズ」です。
選択肢1のsoapは「石けん」、2のideaは「考え」、3のlifeは「生活、命」の意味です。
I'dはI wouldの省略形で、would likeは「~がほしい」の意味です。wantよりも丁寧に言いたいときに使います。would likeを用いた例文を示しますので、確認しましょう。
(例)
A: May I take your order?
「ご注文を伺ってもよろしいですか?」
B: Yes, please. I'd like a cup of coffee.
「はい、お願いします。コーヒーを1杯ほしいのですが」
I'd like to speak to Mr. White.
「ホワイト氏とお話ししたいのですが」
Would you like another piece of pizza?
「ピザをもう一切れいかがですか?」
(3)
正解: 1
A: What are you ( looking ) for, Susan?
B: My glasses. I can't find them.
- looking
- meeting
- reading
- bringing
【 訳 】
A:「何を探しているの、スーザン?」
B:「私の眼鏡よ。見つからないの」
【解説】
英検の大問1には、熟語(2語以上で1つの意味を示す語句)の知識が試される問題がいくつか設けられています。
Bが自分の眼鏡が見つからない状況を述べていることから、正解は1のlookingです。look for ~で「~を探す」という意味になります。
選択肢2のmeetingは「~に会う」、3のreadingは「~を読む」、4のbringingは「~を持ってくる」の意味です。
glasses「眼鏡」は必ず複数形で使われる語です。glassだと「ガラス」という意味になります。また、glassesは複数形なので、代名詞はtheyやthemを使うことに注意しましょう。
(例)
I got new glasses. They are very good.
「私は新しい眼鏡を買いました。とても良いです」
(4)
正解: 3
I like this cap ( better ) than that one.
- good
- well
- better
- best
【 訳 】
「私はあの野球帽よりもこの野球帽のほうが好きです」
【解説】
文中にthan「~よりも」が使われていることから、2つのもの(人)を比較している文であることが分かります。したがって、正解は3のbetterです。betterはgoodやwellの比較級です。
選択肢1のgoodは「良い、上手な」の意味の形容詞です。選択肢2のwellは「よく、上手に」の意味の副詞です。選択肢4のbestはgoodとwellの最上級です。goodとwellの使い方の違いを確認しましょう。
(例)
I am a good swimmer. = I swim well.
swimmerという名詞を修飾する場合には形容詞のgoodを用います。
swimという動詞を修飾する場合には副詞のwellを用います。
that oneのoneは同じ種類で別のものを指すときに用います。この英文の場合には、野球帽を表しています。
(5)
正解: 4
A: That was a great dinner, Judy.
B: You're welcome. Thanks for ( coming ).
- come
- came
- comes
- coming
【 訳 】
A:「素晴らしい夕食でした、ジュディ―」
B:「どういたしまして。来てくれてありがとう」
【解説】
選択肢の単語はすべて動詞comeが変化した形です。したがって、意味の違いを考えるのではなく、文の中の( )の位置に適する形を考えます。
Thanks for ~はお礼を述べる表現で、~の位置には名詞を置きます。動詞を名詞の働きにするためには-ingを付けて動名詞にします。したがって、正解は4のcomingです。
for、to、at、withなどの前置詞の後には名詞を置きます。例文を示しますので確認しましょう。
(例)
I'm good at chess. 「チェスが得意です」(名詞)
I'm good at speaking English. 「英語を話すことが得意です」(動名詞)
動詞の形を問う問題では、次のことを確認しましょう。
① 文の流れが過去のことを述べている →過去形
(例) I went to the restaurant and ate two hamburgers.
「レストランに行ってハンバーガーを2つ食べた」
② 現在形の文で主語が三人称単数 →-(e)sを付ける
(例) My father sometimes eats sushi.
「父はときどき寿司を食べる」
③ 直前に助動詞(canやwillなど)がある →原形
(例) My son can't eat hot food.
「息子は辛い食べ物は食べられない」
④ 疑問文や否定文でdoesやdidが含まれる →原形
(例) I didn't eat breakfast today.
「今日は朝食を食べなかった」
⑤ be動詞が直前にある進行形の形 →-ing形
(例) My mother was eating something when I got home.
「ぼくが帰宅したとき母は何かを食べていた」
⑥ 前置詞の直後に置かれた動名詞の形 →-ing形
(例) Thank you for coming to my party.
「パーティーに来てくれてありがとう」
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