解答・解説ページ
Answers ~解答・解説~
次の(1)から(5)までの( )に入れるのに最も適切なものを1, 2, 3, 4 の中から一つ選びなさい。
[英検 2018年度 第2回検定問題より]
(1)
正解: 2
There were no seats on the bus, so Beth had to ( stand ).
- sing
- stand
- close
- cook
【 訳 】
バスの座席は空いていなかったので、ベスは立っていなければならなかった。
【解説】
選択肢はすべて動詞です。( )の前にhad toがあるので、「~しなければならなかった」状況を英文の前の部分から読み取り、それに合った動詞を選びましょう。バスの座席が空いていなかったことから、正解は2のstand「立っている」です。
選択肢1のsingは「歌う」、3のcloseは「閉める」、4のcookは「料理する」の意味です。
had to ~は「~しなければならなかった」という意味で、mustやhave toを過去の文で使うときの形です。
There were ~.の文は、~の部分に名詞の複数形を置いて、「~があった」の意味で用いられます。この文ではno seatsと否定を表すnoが使われていることから、「~がなかった」の意味になります。There were not any seats.とも表せます。
soは「だから~」の意味の接続詞で、前の部分を受けて、「だから~」と結果を説明するときに用います。
(2)
正解: 2
A: Do you want ( another ) hamburger, Larry?
B: No, thanks. I'm full.
- all
- another
- same
- few
【 訳 】
A: もう一つ、ハンバーガーが欲しいですか、ラリー?
B: いいえ、結構です。お腹がいっぱいです。
【解説】
( )の位置がhamburgerの直前にあります。そこで、文の流れからhamburgerと組み合わせて使うとよい語を選択肢から選びましょう。Bが、お腹がいっぱいで断っていることから、ハンバーガーを勧めていることが推測できます。したがって、正解は2のanother「もう一つの」です。
選択肢1のallは「すべての」、3のsameは「同じ」、4のfewは「わずかの」の意味です。
anotherを用いた例文を示しますので、確認しましょう。
(例)
Would you like another cup of tea?
「お茶をもう一杯いかがですか?」
I want another piece of cake.
「ケーキをもう一切れ欲しい」
(3)
正解: 3
A: It's 6:30 now. Are we late ( for ) the concert?
B: No. It starts at 7:00.
- from
- on
- for
- by
【 訳 】
A: 今、6時30分です。コンサートに遅れるのでは?
B: いいえ。(コンサートは)7時に始まります。
【解説】
lateは「遅い」や「遅れている」の意味です。直後にforを用いて、「~に遅れる」の意味で使われます。したがって、正解は3のforです。
選択肢1のfromは「~から」、onは「~の上に、~に(接触している状態)」、byは「~までに、~のそばに」の意味です。
単語を覚えるときには、その語だけではなく、使われ方も確認しておきましょう。辞書を見れば、lateを使った例文が載っています。be late for ~で「~に遅れる」という記述も見つかるはずです。
(4)
正解: 3
A: ( What ) kind of music do you like, Margaret?
B: I like Korean pop music.
- Where
- When
- What
- How
【 訳 】
A: あなたはどんな種類の音楽が好きですか、マーガレット?
B: 私は韓国のポピュラー音楽が好きです。
【解説】
選択肢はすべて疑問文で用いる語(疑問詞)です。kindには、「親切な」という意味の形容詞と、「種類」という意味の名詞の2種類があります。会話では、Bが「韓国のポピュラー音楽」と音楽の種類を答えていることから、「種類」という意味で使われています。what kindで「どんな種類」という意味になるので、正解は3のWhatです。
選択肢1のWhereは「どこで」、2のWhenは「いつ」、4のHowは「どのように」の意味です。
Whatは単独でも、後に名詞を置いて使うことができます。
(例)
What do you like to do on Sunday?
「日曜日に何をしたいですか?」
What color do you like best?
「あなたは何色が一番好きですか?」
What kindは種類を尋ねる表現です。したがって、応答文でも通常、種類で答えます。
(例1)
A: What kind of food do you like?
B: I like Japanese food.
A「あなたはどんな種類の食べ物が好きですか?」
B「私は和食が好きです」
(例2)
A: What kind of books do you like to read?
B: I like to read mystery books.
A「あなたはどんな種類の本がお好きですか」
B「私は推理小説を読むのが好きです」
(5)
正解: 2
When my mother came home, I was ( studying ).
- study
- studying
- studied
- studies
【 訳 】
私の母が帰宅したとき、私は勉強をしていました。
【解説】
When my mother came home「私の母が帰宅したとき」の続きであること、( )の直前にwasがあることから、そのときに何をしていたのかを表す文を考えましょう。正解は2のstudyingです。
[be動詞+動詞の-ing形]で「~している(ところです)」の進行形の文になります。be動詞の部分がam、is、 areであれば現在行っていることを示す現在進行形、wasまたはwereであれば過去のある時点で行っていたことを示す過去進行形となります。
動詞の形を問う問題では、次のことを確認しましょう。
① 文の流れが過去のことを述べている場合 →過去形
(例)I went to the restaurant and ate two hamburgers.
「私はレストランに行ってハンバーガーを2つ食べた」
② 現在形の文で主語が三人称単数になっている場合 →-(e)sの形
(例)My father sometimes eats sushi.
「父はときどき寿司を食べる」
③ 助動詞(canやwillなど)が直前にある場合 →原形
(例)My son can't eat hot food.
「息子は辛い食べ物は食べられない」
④ DoやDoesで始まる疑問文やdidn'tを含む否定文の場合 →原形
(例)I didn't eat breakfast today.
「今日は朝食を食べなかった」
⑤ be動詞が直前にあり進行形になる場合 →-ing形
(例)My mother was eating something when I got home.
「ぼくが帰宅したとき母は何かを食べていた」
⑥ 前置詞の直後で、動名詞になる場合 →-ing形
(例)Thank you for coming to my party.
「パーティーに来てくれてありがとう」
スタディギア for EIKEN
高い合格率データが証明する「英検対策学習の決定版」
「スタディギア for EIKEN」は、英検2級~5級受験者を対象とした、英検対策に特化したオンライン学習サービスです。
おすすめ記事
-
2022/09/30
- 英検対策講座【2級】大問3: 長文の内容一致選択問題
- 「英検2級」の過去問を紹介し、その解き方について分かりやすく解説します。過去問を解いたら、次ページの「解答・解説」をしっかり確認しましょう。
2級
-
2022/09/30
- 英検対策講座【準2級】大問3: 長文の語句空所補充
- 「英検準2級」の過去問を紹介し、その解き方について分かりやすく解説します。過去問を解いたら、次ページの「解答・解説」をしっかり確認しましょう。
準2級
-
2022/09/30
- 英検対策講座【3級】大問3: 長文の内容一致選択問題
- 「英検3級」の過去問を紹介し、その解き方について分かりやすく解説します。過去問を解いたら、次ページの「解答・解説」をしっかり確認しましょう。
3級