英検対策講座【4級】大問3: 日本文付き短文の語句整序問題

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Answers ～解答・解説～

 

次の(1)から(3)までの日本文の意味を表すように①から⑤までを並べかえなさい。そして、2番目と4番目にくるものの最も適切な組合せを1, 2, 3, 4の中から一つ選びなさい。 ※ただし、（　　　）の中では、文のはじめにくる語も小文字になっています。

[英検 2018年度 第2回検定問題より]

 

 

（1）

 

正解： 4

 

【正しい語順】

あなたの学校には生徒は何人いますか。

 

( ① there ② how ③ are ④ many ⑤ students )

( How ) ( many ) ( students ) ( are ) ( there ) at your school?

 

1. ② － ⑤
2. ③ － ①
3. ④ － ②
4. ④ － ③

 

 

【解説】

疑問詞（what,、who、 which、 where、 when、 howなど）を用いる疑問文では、疑問詞を文頭に置き、その後にふつうの疑問文の形を続けることが原則です。

 

「～は何人いますか？」という数を尋ねる疑問文では、How manyの後に～に当たるstudentsを置きます。その後にふつうの疑問文の形を続けるので、are thereを置きます。したがって、How many students are there at your school?の文が完成します。

 

この疑問文の応答文の例を示します。

 

（例）

A：How many students are there at your school?

B：There are about 400 students.

A「あなたの学校には生徒は何人いますか？」

B「約400人の生徒がいます」

 

Howは単独でも用いますが、直後に単語を置いて組み合わせて使うこともできます。

 

（例）

How do you come to school?

「あなたはどうやって学校まで来ていますか？」（交通手段を尋ねる）

 

How old is your brother?

「あなたのお兄さん（弟）は何歳ですか？」（年齢を尋ねる）

 

How much is this shirt?

「このシャツはいくらですか？」（値段を尋ねる）

 

How far is it to the station?

「駅までどのくらいありますか？」（距離を尋ねる）

 

How long is your summer vacation?

「夏休みはどのくらいの長さですか？」（期間を尋ねる）

 

 

 

（2）

 

正解： 4

 

【正しい語順】

私はマイクの数学の宿題を手伝いました。

 

( ① Mike ② his ③ math ④ helped ⑤ with )

I ( helped ) ( Mike ) ( with ) ( his ) ( math ) homework.

 

1. ① － ⑤
2. ② － ①
3. ③ － ④
4. ① － ②

 

 

【解説】

英語の語順の基本は［主語＋動詞］です。大問3の解答のコツは、［主語＋動詞］の部分を初めに考えることです。

 

主語であるI（私は）はすでに示されているので、動詞を考えます。「手伝いました」なので、Iの後ろにhelpedを置きます。helpは［主語＋help＋（誰を）＋with＋（何で）］の語順で手伝った人や手伝ったことを示すことができます。したがって、I helped Mike with his math homework.の文が完成します。

 

もし、この表現を知らなかった場合でも、動詞の後には「誰を」や「何を」に当たる語（目的語）が来ると意識して英文を組み立てましょう。「マイクの数学の宿題を」とあるので、「マイクを」または「数学の宿題を」をhelpedの後に置くことになります。文の最後にhomeworkがあることから、helpedの後にはMikeを置くことが推測できます。このように、知らない表現であったとしても、［主語＋動詞＋目的語］など、英文の語順のルールを覚えておくことで、正解にたどり着くことが可能です。

 

 

 

（3）

 

正解： 2

 

【正しい語順】

どうしてあなたは昨夜、テニスの試合を見なかったのですか。

 

( ① watch ② the tennis match ③ why ④ you ⑤ didn't )

( Why ) ( didn't ) ( you ) ( watch ) ( the tennis match ) last night?

 

1. ③ － ②
2. ⑤ － ①
3. ④ － ②
4. ① － ④

 

 

【解説】

「なぜ」と理由を尋ねる疑問文なので、文頭にはwhyを置きます。その後はふつうの疑問文の形を続けるので、「あなたはテニスの試合を見なかったのですか」を英語に直します。「～しましたか」と過去のことを尋ねるときはdidを用いますが、「～しなかったのですか」と過去のことを否定の形で尋ねるときにはdidn'tを用います。したがって、didn't you watch the tennis matchをWhyの後に置き、Why didn't you watch the tennis match last night?の文が完成します。

 

Didn't you ～?のように否定の形で聞く疑問文の例を示しますので、確認しましょう。

 

（例）

Aren't you from Okinawa?

「あなたは沖縄出身ではないのですか？」

 

Can't you swim in the sea?

「あなたは海で泳げないのですか？」