英検対策講座【5級】大問3: 日本文付き短文の語句整序問題

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Answers ～解答・解説～

 

次の(1)から(3)までの日本文の意味を表すように①から④までを並べかえなさい。そして、1番目と3番目にくるものの最も適切な組合せを1, 2, 3, 4の中から一つ選びなさい。 ※ただし、（　　　）の中では、文のはじめにくる語も小文字になっています。

[英検 2020年度 第1回検定問題より]

 

 

（1）

 

正解： 3

 

【正しい語順】

大阪は大都市です。

 

( ① city　② a　③ big　④ is )

Osaka ( is ) ( a ) ( big ) ( city ) .

 

1. ③ － ①
2. ① － ②
3. ④ － ③
4. ② － ①

 

 

【解説】

英文では、原則として［主語＋動詞］を文の最初に置くことを覚えておきましょう。この文の場合、「大阪は」が主語、「～です」が動詞です。これらに当てはまる英語を考えましょう。

 

主語のOsakaはすでに示されています。そこで、次に動詞を考えます。動詞にはbe動詞（am、is、 are、was、were）と一般動詞（run、play、studyなど）があります。選択肢を見るとisがあるので、これをOsakaの次に置きます。「大都市」は「大きな都市」と考えるとbig cityとなります。big cityは数えられるので、その前にaを付け、Osaka is a big city.の文が完成します。

 

a（an、the）は名詞のまとまりに付けます。例を示しますので、確認しましょう。

 

（例）

This is an interesting story.

「これは面白い物語です」

☆ interesting storyのまとまりにanを付けます。

☆ interestingの最初の音が母音（日本語のアイウエオに近い音）なので、aではなくanとなります。

 

Tom has a very big dog.

「トムはとても大きな犬を飼っています」

☆ very big dogのまとまりにaを付けます。

 

 

 

（2）

 

正解： 1

 

【正しい語順】

窓を閉めてくれますか。

 

( ① the window　② close　③ can　④ you )

( Can ) ( you ) ( close ) ( the window ) , please?

 

1. ③ － ②
2. ③ － ①
3. ④ － ①
4. ④ － ③

 

 

【解説】

「～してくれますか」と相手に頼むときにはCan you ～?を用いることを知っていれば、答えは簡単に分かるでしょう。そこで、もし、この表現を知らないときの文の組み立て方を説明します。

 

文の最後を見るとクエスチョン・マーク（？）が付いているので、この文は疑問文であることが分かります。疑問文のつくり方は、「閉める」のような一般動詞を使う場合、do、does、did、canなどを文頭に置き、その後に［主語＋動詞］を続けます。選択肢を見るとcanとyouがあることからcan youが文の最初になりそうです。動詞は「閉める」なのでcloseとなります。動詞の後には「～を」に当たる目的語（名詞）を置くことがあります。日本文が「窓を閉める」となっていることから、closeのあとにはthe windowを置きます。したがって、Can you close the window, please?の文が完成します。

 

Can you ～?は先生など目上の人には使いません。より丁寧な言い方を紹介します。文頭のCanの代わりにWouldまたはCouldを用います。

 

（例）

Would you close the window, please?

Could you close the window, please?

 

 

 

（3）

 

正解： 1

 

【正しい語順】

私の犬は3歳です。

 

( ① is　② old　③ years　④ three )

My dog ( is ) ( three ) ( years ) ( old ) .

 

1. ① － ③
2. ② － ①
3. ③ － ④
4. ③ － ①

 

 

【解説】

文の最初が［主語＋動詞］であることを考えると、My dog isとなりそうです。「3歳」はthree years oldなので、My dog is three years old.の文が完成します。

 

oldは「古い、年取った」という意味の語です。「私の犬は生まれてから3年（年を取っている）」から、「3歳」の意味となります。years oldは人や動物だけではなく、建物などにも使うことができます。また、yearsのところはmonth「月」などを入れて使うこともできます。例を示しますので、確認しましょう。

 

（例）

That building is about 100 years old.

「あの建物は100年くらい経っています」

 

This little dog is two months old.

「この子犬は生まれてから2カ月です」