英検対策講座【5級】大問1: 短文の語句空所補充問題

本多 敏幸(ほんだ・としゆき)

解答・解説ページ

英検対策講座【5級】 

 

Answers ~解答・解説~

 

次の(1)から(5)までの(   )に入れるのに最も適切なものを1, 2, 3, 4 の中から一つ選びなさい。

[英検 2015年度 第2回検定問題より]

 

 

(1)

 

正解: 2 

 

John, it’s time for dinner.  Go and ( wash ) your hands now.

 

  1. play
  2. wash
  3. give
  4. have

 

 

【 訳 】

ジョン、夕食の時間ですよ。すぐ手を洗いに行きなさい。

 

【解説】

選択肢を見るとすべて動詞(動作や状態を表す語)です。このような問題では、動詞の直後の語(目的語)を確認することが大切です。この問題の場合、your handsであることから、「あなたの両手を~する」に適する動詞を選びます。正解は2.のwash「~を洗う」です。washは水を使って洗うときに使われる動詞です。

 

選択肢1.のplayは「(楽器を)演奏する、(スポーツやゲームを)する」、3.のgiveは「~を与える、~をあげる」、4.のhaveは「~を持っている、~を食べる」の意味です。

 

go and (動詞)は「~をしに行く」という意味です。下記のように用います。

 

Let’s go and play tennis in the park.

「公園にテニスをしに行こう。」

 

 

(2)

 

正解: 4

 

April ) is the fourth month of the year.

 

  1. January
  2. February
  3. March
  4. April

 

 

【 訳 】

4月は1年のうちの4番目の月です。

 

【解説】

選択肢はすべて月を表す単語です。the fourth month of the yearは「1年のうちの4番目の月」という意味なので、正解は4.のApril「4月」です。

 

5級の大問1では、fourthやAprilのように「~番目の」を表す語と月を表す語がよく出題されます。必ず覚えておきましょう。

 

first「1番目の」、second「2番目の」、third「3番目の」、fourth「4番目の」、fifth「5番目の」、sixth「6番目の」、seventh「7番目の」、eighth「8番目の」、ninth「9番目の」、tenth「10番目の」、eleventh「11番目の」、twelfth「12番目の」

 

January「1月」、February「2月」、March「3月」、April「4月」、May「5月」、June「6月」、July「7月」、August「8月」、September「9月」、October「10月」、November「11月」、December「12月」 

 

 

(3)

 

正解: 1  

 

My grandmother is 70 years ( old ).

 

  1. old
  2. tall
  3. little
  4. long

 

 

【 訳 】

私の祖母は70歳です。

 

【解説】

70 yearsが「70年」であることから、祖母の年齢を言う表現であることがわかります。正解は1.のoldです。選択肢2のtallは「高い」、3のlittleは「小さい」、4.のlongは「長い」の意味です。

 

年月などの語句のあとにoldを置くことにより、どのくらい年をとっているか、どのくらい古いかを述べることができます。

 

(例)

My son is five months old.

「私の息子は(生まれてから)5カ月です。」

 

This house is 100 years old.

「この家は(建てられてから)100年の古さです。」

 

同様に、長さを表す語句のあとにtallを置くことにより、どのくらい高いのかを述べることができます。

 

(例)

I am 160cm tall.

「私の身長は160cmです」

 

That tower is 634m tall.

「あのタワーは634メートルの高さです。」

 

 

(4)

 

正解: 4

 

I have two brothers. ( Their ) names are Ben and Steve.

 

  1. My
  2. Your
  3. Our
  4. Their

 

 

【 訳 】

私には兄弟が2人います。彼らの名前はベンとスティーブです。

 

【解説】

選択肢を見ると、いずれも人称代名詞です。人称代名詞はすでに話題に上がった人やものの代わりに使う単語です。two brothersと複数の人を表すので、正解は4.のTheir「彼らの~」です。Their はその後に名詞を置き、Their names「彼らの名前」のように用いる単語です。

 

選択肢1.のMyは「私の~」、2.のYourは「あなたの~、あなた方の~」、3.のOurは「私たちの~」の意味です。いずれの語も直後に名詞を置いて用います。例を示しますので、確認してください。

 

(例)

My name is Kevin. What is your name?

「私の名前はケビンです。あなたの名前は何ですか?」

 

Lucy and I are on the soccer team. Our coach is Mr. King.

「ルーシーと私はサッカー部に入っています。私たちのコーチはキング先生です。」

 

 

(5)

 

正解: 3

 

A: ( When ) is your birthday?

B: October 10th.

 

  1. Who
  2. Why
  3. When
  4. How

 

 

【 訳 】

A: 「あなたの誕生日はいつですか?」

B: 「10月10日です」

 

【解説】

選択肢を見ると、すべて疑問文で使う語です。Bの応答文では、October 10thと月日を言っています。したがって、時をたずねる語である3.のWhen「いつ」が正解です。

 

選択肢1.のWhoは「だれ」、2.のWhyは「なぜ」、4.のHowは「どうやって」の意味です。それぞれの例文を示しますので確認してください。

 

(例)

Who is that man? -He is my father.

「あの男の人はだれですか? -私の父です。」

 

Why is that little boy crying? -He is hungry, I think.

「あの小さな男の子はどうして泣いているの? -お腹が空いているんだと思うよ。」

 

How do you come to school? -By bus.

「あなたはどのように学校まで来ているのですか? -バスで来ています。」

 

 

 

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この記事の筆者について

本多 敏幸(ほんだ・としゆき)

PROFILE

東京都の教員として38年間勤務。現在、千代田区立九段中等教育学校、都留文科大学、文教大学で講師として教えるほか、NHKラジオ「中学生の基礎英語レベル1」の講師として活躍。ELEC同友会英語教育学会会長。学習指導要領の改訂に関わる。また、全国各地で教員向けの講演を行っている。
著書に、本多式中学英語マスターシリーズとして『反復基礎』『短文英単語』『速読長文』(以上文藝春秋)、『中学校外国語新3観点の学習評価完全ガイドブック』、『入試英語力を鍛える!授業アイデア&パワーアップワーク40』(以上明治図書)、『若手英語教師のためのよい授業をつくる30章』(教育出版)、『NHK CD BOOK 中学生になるまでに身につけたい! 小学英語 パーフェクト・レッスン』(NHK出版)など多数。

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