解答・解説ページ
Answers ~解答・解説~
次の(1)から(5)までの( )に入れるのに最も適切なものを1, 2, 3, 4 の中から一つ選びなさい。
[英検 2015年度 第2回検定問題より]
(1)
正解: 3
A: Please ( pass ) me the salt. I need more on my steak.
B: Here you are.
- join
- kick
- pass
- miss
【 訳 】
A「塩をとってください。ステーキにもっと塩がほしくて。」
B「はい、どうぞ。」
【解説】
大問1の問題では、( )のある文だけを見れば答えがわかるものもありますが、対話文の内容から場面を推測し、それに合う単語を選ぶことが大切です。この問題の場合、選択肢はすべて動詞です。ステーキに塩がほしいという英文から食事の場面であることがわかります。正解は3.のpass「~を手渡す、~をまわす」です。食卓の上にある塩や砂糖などで手の届かないものは他の人に回してもらうマナーがあります。
選択肢の1.のjoinは「~に加わる、~を結びつける」、2.のkickは「~をける」、4.のmissは「~をしそこなう、~に乗りそこねる」の意味です。Here you are. は人に何かを手渡すときに用いられる表現です。
動詞は、そのあとの目的語と組み合わせて覚えると学習効果が上がります。動詞の使い方を覚えられたり、動詞だけ覚えるよりも忘れにくくなったりします。さらに、語い力や表現力を高めることができます。たとえば、join us for lunch「お昼を一緒に食べる」、miss the bus「バスに乗り遅れる」のようにです。こうした表現は英和辞典に載っているので、調べてみてください。
(2)
正解: 1
Lucy was ( born ) on the same day as her grandfather. Her family always has a big birthday party for the two of them.
- born
- paid
- held
- grown
【 訳 】
「ルーシーは彼女の祖父と同じ日に生まれました。彼女の家族はいつも二人のために大きな誕生日のパーティーを開きます。」
【解説】
対話文の2文目から、誕生日に関する話題であることがわかります。したがって、この話題に合う語を選びます。正解は1.のborn「生まれる」です。bornは形容詞のように使われていますが、動詞であるbear「~を産む」の過去分詞です。
the same ~ as …「…といっしょの~」という意味です。たとえば、I have the same pen as yours.「あなたのといっしょのペンを持っています。」のように使います。
(3)
正解: 4
I was sick ( in ) bed all day yesterday. I couldn't eat anything.
- at
- on
- after
- in
【 訳 】
「私は昨日、病気で一日中寝ていました。何も食べられませんでした。」
【解説】
I was sickから病気であったことがわかります。bedの前に置く前置詞を考えます。正解は4.のinです。be sick in bedで「病気で寝ている」の意味になります。
前置詞はそれぞれが表す意味や状況を覚えておきましょう。onは接触していることを表します。on the bedであるとベッドの上にいる様子が頭に浮かびます。inは中にいることを表すので、ふとんにくるまっている状況を表すにはinを使うとよいことがわかります。atは点を表します。at the bedであると「ベッドのところで」の意味になります。afterは「~のあとで」という意味です。
anythingはnotと一緒に使うことで「何も~ない」という意味になります。
(例)
Tom didn’t say anything about that.
「トムはそれについては何も言いませんでした。」
大問1の後半のいくつかの問題では、イディオムの知識が試されます。基本的なイディオムをしっかり覚えておきましょう。
(4)
正解: 2
Next Tuesday is my aunt's birthday. I'm going to give ( her ) a watch.
- she
- her
- hers
- herself
【 訳 】
「今度の火曜日は私の叔母の誕生日です。彼女に時計を贈るつもりです。」
【解説】
選択肢はすべて代名詞です。適切な代名詞を選ぶ問題では、文の中の( )の位置を確認しなければなりません。この問題では、( )が動詞の直後であることから、目的語の位置であることがわかります。したがって、正解は2.のherとなります。
動詞や前置詞の直後(目的語)には次の代名詞を置きます。
<単数のものや人>
自分 me、相手 you、男性 him、女性 her、もの it
<複数のものや人>
自分を含む場合 us、相手を含む場合 you、左記以外 them
(例)
I have an uncle in London. I will visit him next month.
「私にはロンドンに住んでいる叔父がいます。来月、彼のところを訪れます。」
My parents live in Chiba. My college is in Osaka, so I don’t live with them now.
「私の両親は千葉に住んでいます。私の大学は大阪にあるので、今、彼らとは一緒に住んでいません。」
選択肢1.のsheは主語として使われます。3.のhersは「彼女のもの」の意味です。4.のherselfは「彼女自身」の意味で、主語と目的語が同じ人物の場合、目的語として使われることがあります。
(例)
My sister enjoyed herself yesterday.
「妹は昨日、楽しみました。」
(5)
正解: 1
A: ( Does ) this bus go to San Francisco?
B: No. It goes to Los Angeles.
- Does
- Do
- Is
- Are
【 訳 】
A「このバスはサンフランシスコに行きますか?」
B「いいえ。ロサンゼルス行きです。」
【解説】
疑問文の知識を試す問題です。英文の中に動詞の原形があればdo(does)、なければbe動詞を選びます。この問題文では、動詞の原形goがあることから、do(does)を用いることがわかります。また、主語のthis busが単数であることから1.のDoesが正解となります。
Which bus goes to San Francisco? のような疑問文もよく出題されるので覚えておきましょう。
英語の文では、人だけでなくものもよく主語として使われます。次の例文を確認しておきましょう。
(例)
Tokyo has a lot of tall buildings.
「東京には高い建物がたくさんある。」
This bag has a large pocket.
「このカバンには大きなポケットがある。」
The news made me happy.
「その知らせを聞いて喜んだ。」
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