TEAP CBTの2017年度実施概要が発表、年2回に増加

竹内みちまろ

2017年度のTEAP CBTの実施概要が発表されました。初年度となる2016年度の1回から、年2回に試験回数が増加。開催都市やSpeakingテストの形式なども方針が明かされました。

<TEAP CBT>2017年度のスケジュールを発表、試験は年2回に

 

 

TEAP CBTとは?

 

TEAPとは、大学で必要とされるアカデミックな英語運用力(英語で資料や文献を読む、英語で講義を受ける、英語で意見を述べる、英語で文章を書くなど)を正確に測定するために開発されたテスト。2014年から実施されていますが、英検やTOEFL、TOEICと並んで、大学入試において外部検定試験として採用される率が急速に伸びています。

 

TEAP CBTは、TEAPの発展形。「CBT」とは、Computer Based Testingのことで、パソコンやヘッドセットなどを利用したコンピュータ(PC)ベースで行われるテストになります。

 

過去記事: 新しく始まる「TEAP CBT」で上智大受験を有利に

 

 

 

2017年度のTEAP CBTスケジュール

 

さっそく、2017年度のTEAP CBTのスケジュールを見てみましょう。

 

2017年度 TEAP CBT 実施概要
試験日程

第1回: 2017年9月3日(日)
第2回: 2017年10月22日(日)
→ 年1回の実施から年2回の実施に増加

試験開催都市

東京、大阪
→ 具体的な会場は増設を検討中

録音式

録音式
→ 「対面式」から「録音式」に変更予定

TEAP CBT 来年度(2017年度)の実施概要 より

 

試験日程は、初年度である2016年度の1回から増えて、年2回(2017年9月3日と10月22日)となり、開催都市は東京と大阪。「具体的な会場は増設を検討中」とあります。

Speakingテストの形式は、「対面式」から「録音式」への変更が予定されています。

 

 

 

TEAP CBTでも4技能に注目

 

2016年10月16日に実施されたTEAP CBTの第1回テストの受験者は、東京と大阪の5会場で合わせて509名でした。受験者が、「読む・聞く・書く・話す」の4技能か、「読む・聞く」の2技能かを選らぶ形式でしたが、509名中501名が4技能を選択しました。

 

大学入試における4技能重視の流れを受けて、TEAP CBTでも4技能が重視されていることが分かりました。

 

 

グローバル化の浸透により、英語学習では4技能をバランス良く学習することが浸透しつつあります。さらに、パソコンやスマートフォンの普及により、日常生活の中でも、コンピュータや通信機器を利用したコミュニケーションが当たり前の時代を迎えました。

 

TEAP CBTはそんな時代の流れを反映して開発された最先端のテストということができ、今後ますます注目されていくことでしょう。計画的に学習を進めれば十分な準備を整えることができますので、ぜひ、スケジュールを確認して、高得点を狙ってみてください。

 

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