これまで仮称とされていた東京版「英語村」(2018年9月開業予定)の名称が「TOKYO GLOBAL GATEWAY」に決定しました。
東京都は2016年に「英語村(仮称)」の事業提案を募集し、学研ホールディングスを幹事社とする5社からなるグループを最優秀事業応募者として選定。
今年2月には「株式会社TOKYO GLOBAL GATEWAY」を設立し、東京都と協議を重ね、当初の予定通り2018年9月に体験型英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY」をオープンすることを発表しました。
過去記事:
TOKYO GLOBAL GATEWAYの概要
東京都が事業提案を募集した段階で5社が提示した概要では、TOKYO GLOBAL GATEWAYは、「将来の日本を背負っていく子供たちが、世界で臆することなく、生き生きと誇りと自信を持って、世界の人々と語り合っていけるよう効果的な英語学習機会を提供」することと、「東京発の英語教育改革に資する拠点」となることをコンセプトとする施設と位置づけられています。
今回、東京都や学研ホールディングスなどから発表された概要とこれまでの資料を併せて、TOKYO GLOBAL GATEWAYがどのような施設になるのかをおさらいします。
体験型英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY」の概要 | |
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名 称 |
TOKYO GLOBAL GATEWAY |
住 所 |
東京都江東区青海2丁目4-32 タイム24ビル内 |
開 業 |
2018年9月 |
対 象 |
東京都下の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の児童・生徒約123万人を優先対象とし、個人での利用や他の都道府県からの利用も可能 |
利 用 |
年間20万人~30万人が授業などで利用 |
主な利用時間 |
9時~17時 |
団体料金 |
半日コース(3.5時間)
1日コース(7時間)
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事業概要 |
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期待されるTOKYO GLOBAL GATEWAYの中身
今回の発表では、TOKYO GLOBAL GATEWAYの中では、6名から8名の少人数に分かれた子供たちはイングリッシュスピーカーと共に、外国にいるのと同じ環境の中で英語を使って生活体験をすることをはじめ、教材を使った英語活動・協働作業等を通して、コミュニケーションの手段としての英語を学びます。
アクティビティ例のカテゴリーでは、「プログラミング」、「サイエンス」、「ビジネス」、「日本文化」に加え、「ディスカッション」と「ディベート」も挙げられています。
国際交流イベントは、東京都教育委員会が教育に関する包括的な覚書を締結している海外の国や州(オーストラリア・クイーンズランド州や、ニュージーランド等)をはじめ、各国大使館やインターナショナルスクール、グローバル企業などと幅広く連携し、より実践的な体験機会の創出を目指すことが想定されています。
さらに、英語を学ぶ場所であることに加えて、実生活の中で使える生きた英語を試す場所としての役割も強く期待されています。
今回、TOKYO GLOBAL GATEWAYが2018年9月にオープンすることが発表されたことで、2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会に向けて、英語教育を取り巻く環境が、様々な場所でさらに変わっていくことが予想されます。そんな変化にも注目しながら、日々の英語学習を進めてみてはいかがでしょう。