第13回 オミクロン株が猛威を振るう: 御園和夫のわくわく英会話

御園和夫(みその・かずお)

コロナ禍もようやく落ち着いてきたと喜んでいた矢先に、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が世界各地で猛威を振るい始めました。私たちの生活にも大きな影響を与えています。

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問題

 

次の会話について、(  )に入れるのに最も適切なものを、「語群」①~③より一つ選びなさい。日本語訳も参考にしてください。

 

ケンの両親が新変異株「オミクロン」について話しています。

 

akira

A new COVID-19 variant 'omicron' is spreading across the world.

 

anne

Yes, and I hear the virus is highly (   ).

 

 

語群
① infectious
② consensus
③ stubborn

 

<日本語訳>

アキラ:「新型コロナウイルス感染症(コヴィッド19)の新たな変異株『オミクロン』が世界中に広がっているね」

アン:「ええ、それにこのウイルスは非常に感染力が強いらしいわよ」

 

 

 

解答と解説

 

正解: ① infectious

 

「感染力が強い」は (be) highly infectious「インフェクシャス」(伝染症の)です。

 

注)

② consensus「(意見などの)一致;世論

③ stubborn「頑固な」

 

参考)

omicronの発音について:

いく通りかの発音がありますが、おおよそのところ、「ミクロン」で通じます。アメリカ式では「マクラン」。大事なことはともに出だしを強めることです。この語は長め(3音節)なので、アクセントの位置さえ間違えなければ理解してもらえます。なお、イギリスをはじめ西欧では「オウイクロン」(2音節目を強く)も聞かれます。

 

 

 

使えるコミュニケーション表現

 

1) A new variant 'omicron' is spreading across the world.

「新しい変異株『オミクロン』が世界中に広がっています」

 

2) The virus is highly infectious.

「そのウイルスは感染力が強い」

 

 

 

まとめ

 

新しい変異株(variant)のオミクロンが、驚異的なスピードで広がっています。これまでに経験したことがない速度でウイルス(virus「ヴァラス」)の感染が世界中で拡大しており、今後が心配ですが、人智を尽くして克服できることを願っています。

 

次回もお楽しみに!

 

 

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この記事の筆者について

御園和夫(みその・かずお)

PROFILE

関東学院大学名誉教授、日本実践英語音声学会顧問。英語学、英語音声学、英語教授法専攻。特に英語の音声教育に力を注いでいる。英国レディング大学、米国UCLA、オーストラリア、クイーンズランド大学などで研修・留学。言語学博士。
長年にわたりテレビ・ラジオで活躍し、「百万人の英語」や「旺文社大学受験ラジオ講座」など、数々の英語番組を担当。著書に、『コミュニケーション主体の英語音声学』(和広出版)、『英語発音指導マニュアル』(CD付)編集主幹、北星堂、『聴順直脳トレーニング』(CD付)IBC出版、『耳から楽しむ英語ジョーク:聴くユーモア』(CD付)旺文社、『成功する英語表現講座』(南雲堂)、『場面別英会話』(旺文社)、他多数。

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