【第4回】英検®深掘り+注目の検定もチェック!
2024/07/12
第3回記事では、英語外部検定をはじめとする各種検定のオススメをご紹介しました。なかでも「英検®」の準2級・2級が狙い目とお伝えしました。今回はさらにこの「英検®」について深掘りしていきます。加えて、最近注目の英語外部検定であるTEAP®やIELTS ™、コンピューターを使った検定「漢検CBT」についても見ていきましょう。
大学受験では英検®の資格を持っていると得点換算や得点加算、試験免除などさまざまなメリットがあります。大学受験を有利に進めるためには、なんとしても英検®をうまく活用したいところですね。そこでひとつ覚えておいてほしいのが、英検®には「英検®(従来型)」と「英検®S-CBT」の2つの形式があるということ。この2つの英検®の特徴を押さえておくことで、さらに高スコアが狙えるかもしれませんよ。
「英検®(従来型)」とは別に「英検S-CBT®」もある。その違いは?
「英検®(従来型)」は筆記形式と面接形式の二段構え。一次試験では手書きやマークシートでの解答。二次試験のスピーキングは、面接委員との口頭解答となります。それぞれ別日に実施されるため、二日にわたって受験することになります。
対する「英検S-CBT®」はコンピューターを使った試験。スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの4技能を、一日で受けることができます。リーディングとリスニングはコンピューターでのクリック解答。スピーキングは、録画動画を見て声を吹き込んでいくスタイルです。またライティングは、申込時にタイピングか手書きかを選べるようになっています。ただし、受験できる級は限られていて、準1級、2級、準2級、3級の4つのみですのでご注意ください。
注目したいのは、「英検®(従来型)」の試験回数が年3回であるのに対して、「英検S-CBT®」は原則、毎週実施していることですね。学校行事や部活動の予定にあわせて選べるだけでなく、高スコアを狙うチャンスも増えるということです。これを生かさない手はありませんね。
TEAPとIELTSもここ数年、人気の試験!
英検®のほかにTEAP®とIELTS®という英語試験も、ここ数年で受験者数が増えています。
TEAP®は、主に高校生を対象とした大学入試を想定して開発された試験です。「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能を測る試験で年に複数回受験できます。このTEAP®には、コンピューターを使った試験「TEAP CBT®」もあります。
一方のIELTSは、英語圏への留学や移住を目的に英語力を測定するものです。英語力を証明するテストとして世界中で受験者が増え続けています。人気の理由は、日本国内の大学入試に活用できること。受験方法は、従来型のペーパー版とコンピューター版の2種類があり、スピーキングはいずれも対面となります。試験日程は、ペーパー版は月3~4回、コンピューター版は週に複数回実施しているので、自分の都合に合わせて試験日を選べるのはメリットでしょう。
漢検にもコンピューターを使った試験がある!
漢検というとペーパー試験、というイメージを持っていませんか? 実はこちらもパソコンやタブレットで受験する漢検CBTという試験があるんです。
漢検CBTは、従来型と一部異なる問題もありますが、難易度や出題内容は同程度レベルのものが用意されています。日曜、祝日などを除き、ほぼ毎日試験が実施されることから、年3回しか実施されない従来型の漢検の検定日程では受験できない方にもおすすめです。ペンタブレットを使って漢字を書くことになるため、しっかり練習してから臨みましょう!
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