外国人観光客になりきって、日本国内で英語を学ぶ！？

来日した外国人に日本を紹介するとき、日本を案内するとき、あるいは旅行で海外に行ったときに外国人に日本について質問されたとき、あなたはどうしますか？ 自分の国の文化や特徴を英語で説明する機会は意外とたくさんあります。

日本の文化を英語で学ぶというのは、とても大切なこと。外国人から日本の文化についての質問や意見を求められたときに、きちんと英語で答えられるようにしておくと良いかもしれません。

そこで、今年の夏休みは、外国人になりきって日本文化を英語で学習してみてはいかがでしょうか？

洋書の旅行ガイドで国内観光

外国人になりきって国内を英語で観光する手軽な方法は、日本についての洋書の旅行ガイドブックを手に入れて、それを読みながら日本を観光することです。

定番の本としては、「Lonely Planet」という、日本を訪れる外国人観光客がよく手にしている旅行ガイドブックがあります。日本で言うところの「地球の歩き方」のようなガイドブックで、世界各国のバージョンがあります。洋書を扱う本屋さんならたいてい置いてありますし、観光客が置いていったものを古書店などでよく見かけます。

「Lonely Planet」の特徴は、比較的写真が少なく、文章による説明が多いということ。このガイドブックを読みながら、東京を観光してみるのも面白いですよ。スマートフォンで閲覧できる電子書籍版もありますので、それを見ながら英語で観光してみるのも良いかもしれません。

英語のパンフレットと読み比べ

洋書の旅行ガイドを買わなくとも、もっと手軽に！と思った方はこちら。

公共の施設やテーマパーク、アミューズメント施設などには、日本語だけでなく外国語のパンフレットが置いてあることがあります。こうしたパンフレット冊子は無料で配られている場合が多いです。

もちろん日本語のパンフレットも置いてあると思いますので、日本語と英語のパンフレットを見比べながら観光するのも良いと思います。

例えば動物園に置いてある、日本語、英語、そしてその他の言語のパンフレットを並べて、それぞれの言語での動物の名前を比較してみるのも面白いですよ。

英語の観光ガイドツアーに参加！

東京都内の浅草、秋葉原、国会議事堂や皇居などを巡るバスツアーなど、英語のガイドさんが同行するツアーなど、外国人観光客の皆さんと一緒に参加してみてはいかがでしょうか？

「はとバス」の外国語ツアーは、都内を半日～1日かけて、さまざまな観光地を巡ります。また、屋根の無いオープンなバスの二階席から東京を観光できる「スカイバス」は、外国人向けに英語の音声ガイダンスシステムを搭載しています。

先日、筆者は六本木の森美術館で「英語によるギャラリートーク」に参加してきました。

このツアーは、美術館の展示作品を見学しながら、森美術館のスタッフが英語で作品の解説をしてくれるというもの。参加者のほとんどは外国人でしたが、中には英語が母国語ではない人も一緒に見学していますので、ガイドさんもゆっくりわかりやすく説明してくれていました。もちろん、英語で質問もできます。

また、森美術館では音声ガイドサービス（日本語・英語）が利用できます。 味のある展覧会や作家の作品など、英語の音声ガイドを聞きながら回ってみるのはいかがでしょうか。作品情報はパネルを読まず、作品に集中しながらを聞くことができます。

このように、日本国内でも、外国人観光客向けのガイドやサービスなどを利用して、英語力をアップすることができます。ただし、英語のガイドツアーによっては日本人の参加が不可の場合があるかもしれません。日本人でも英語のツアー参加が可能か、事前に確認してみることをお勧めします。

海外に行かなくても、やり方によっては国内で英語漬けになることも可能です。ただし、周りが日本語の環境なので、ついつい日本語をしゃべってしまうというのはあるかもしれません。日本国内で外国人観光客になりきるのは、意外と難しいのですが、一度試してみてはいかがでしょうか。

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