試験直前の準備運動/試験中のテクニック
4. 試験直前の準備運動
続けて、試験直前に大学生が行っていたことを紹介していきます。
リスニングの前は英語を聞き流して耳を慣らした。
立教大学 観光学部 1年/女性
テストの直前の朝にも音読をした。本番でのリーディングのスピードと精度に差が出た。
慶應義塾大学 環境情報学部 4年/女性
試験直前に英語を「聞く」「声に出して読む」という回答が多くありました。準備運動とも呼べる時間を作り、耳や頭を慣らしておくと本番でのパフォーマンスに差が出るようです。
また、試験直前にも精神面のコントロールとして、自分を励ましたと回答した大学生もいました。
緊張しない。「ここのだれよりも出来る!」と思った。
法政大学 経営学部 1年/女性
試験会場でも、普段通りの精神状態で取り組むことができればよいのですが、なかなかそうはいきません。今まで学習してきたことに自信を持つことで、前向きになり、集中力が研ぎ澄まされるのかもしれません。
5. 試験中に使うテクニック
さあいよいよ本番、ここで実力を100%発揮したいですね。
ここからは、試験中に取り組みたいことや、試験中に陥りやすい項目に分けて大学生たちのテクニック紹介していきます。
時間配分
英語では時間配分が重要になることから、多くの大学生が「時間配分を決める」と答えました。
配点の高い順や、やる順を事前に決めた。
慶應義塾大学 環境情報学部 3年/男性
点数配分の高い問題に着手した。大問で使う時間を予め決めておいた。
慶應義塾大学 総合政策学部 4年/男性
学習した内容が思い出せない時の対処法
「次に進んで最後に戻る」「他の問題文の中にヒントを探す」という回答が多くありました。また、平常心を保ちミスを誘発しないことを心掛けることも重要なようです。
その部分はとりあえず飛ばして、試験時間内のどこかで思い出せればまた戻って解答した。
立教大学 観光学部 4年/女性
どうしても思い出せなかったら、その試験全体を通して問題文中などからヒントを見出した。
慶應義塾大学 理工学研究科 大学院/女性
悩むと時間が足りなくなるので、平常心を保って先に進む。焦ると余計に思い出せなくなるだけでなく他の設問でのミスを誘発するので、後で思い出せたらラッキーと思うくらいとすると。
上智大学 外国語学研究科 大学院/男性
英作文問題に詰まった時の対処法
苦手な方が多い英作文問題では、「分かる範囲で回答」「文法に気を付ける」という回答が多くありました。
分かる部分を埋めて、部分点を取りに行った。
慶應義塾大学 環境情報学部 1年/男性
とりあえず簡単な単語を使って、文法に問題がないように作文した。
慶應義塾大学 理工学研究科 大学院/女性
とりあえず書いた。何も書かないよりは書いてあった方が良いと思った。その際、長さは諦めて、文法はきっちり守るようにした。
立教大学 観光学部 4年/男性
時間が足りなくなった時の対処法
「得意分野」「得点配分の高い大問」を優先するといった、正解の可能性アップや得点アップを狙っていく回答が多くありました。
記号問題と、得意そうな問題を優先した。
上智大学 国際教養学部 1年/男性
大問に使える時間を計算しなおして、場合によっては捨てる箇所を決めた。
慶應義塾大学 理工学部 2年/男性
時間が余った時の時間活用
アンケートに回答があった全員が「見直し」と答えました。マークシートの場合は「マークのズレ」を、記述の場合は「ケアレスミスを無くす」と言った内容でした。
見直し。自信のあるところは簡単なミスがないかチェックし、自信がないところは確固たる答えを見つける。
慶應義塾大学 環境情報学部 3年/男性
結構間違えているものなので、見直しをする。記述の場合は他にベターな言い方がないか探す。
国際基督教大学 教養学部 4年/女性
オススメしませんが、一通り見直して「寝て体力回復」という回答も数件。 完璧な準備と余裕を持った試験運びができないとこのテクニックは真似できませんのでご注意を!
いかがでしょうか?難関校の入試を突破した大学生たちは、試験当日を迎えても気を抜かずしっかりと準備を整えた上で、自分なりに色々な工夫をして本番に臨んでいました。
自分にも出来そうだなと思ったことや、参考にしたいものを取り入れてみると、ライバルと差が付くかもしれません。ぜひ紹介した内容を活用して、試験本番を乗り切って「合格」をつかみ取ってください!
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