受験、そして英検といった試験シーズン真っ只中。各入試や、1月22日からスタートする英検(2015年度 第3回一次試験)に向けて、ラストスパートを掛けている人も多いのではないでしょうか。
ただ、どんなに頑張って勉強をしてきても、本番の試験は1度きり。
体調が悪くなってしまったり、何かの理由で解答に集中できなくても、点数を上げてもらえるわけではありません。試験当日に実力を100%発揮したい!後悔したくない!と考えている方も多いのでは。
英語の試験で結果を出したい人のために
そこで英ナビ!では、「点数アップ大作戦!」として、難関大学の入試を突破した現役大学生30名に、下記項目をアンケート形式で聞いてみました。
(アンケートは2015年11月から12月にかけて実施)
- 学習スタイル
- 英語学習方法(スキル別)
- 試験前日・当日の過ごし方
- 試験で実力を発揮するためテクニック
- 試験中に使うテクニック
アンケートに答えてくれたのは東京大学、一橋大学、慶應義塾、上智、青山学院、立教、法政など有名校の現役生たち。難関大学の入試を突破した大学生たちの回答の中に、英語の試験突破のヒントがあるかもしれません。
第2弾となる今回の記事では、現役大学生たちが実践した「試験前日・当日の過ごし方」「試験で実力を発揮するためテクニック」「試験中に使うテクニック」を、試験前日からのタイムラインに沿ってご紹介したいと思います。
1. 試験前日の学習テクニック
まずは、大学生たちが試験前日にどのような学習をしていたかを紹介します。
前日は間違えたところ、要確認のところのみ問題を解き、見直しをした。
国際基督教大学 教養学部 4年/女性
不安なところをひたすら確認した。
慶應義塾大学 理工学研究科 大学院/女性
単純な暗記を避けるようにした。「なぜそうなるのか」を調べ、確認することで記憶を根深いものにした。
上智大学 外国語学研究科 大学院/男性
「間違えた個所や不安なところを再確認する」という回答が多くありました。 本番へ向けて記憶が根深いものとなっていけば、1回限りの試験でも、学習成果が十分に発揮できそうです。
2. 試験前日の過ごし方
学習を終え準備が完了した後は、どのように過ごしていたのでしょうか。
十分な睡眠を取るようにした。
一橋大学 商学部 4年/男性
早く寝て、翌朝4時頃に起き、30分前行動ができるようスケジュールを組んだ。
法政大学 経営学部 1年/女性
圧倒的に多かった回答は「早寝早起」でした。かなり早起きしている方も多いようです。
天候によっては、試験当日に交通機関が麻痺したり遅延する可能性があります。時間に十分な余裕を持って行動すれば、気落ちの面でもリラックスして本番に臨むことができるといえましょう。
3. 試験当日の朝に行うこと
続けて、大学生たちが試験当日の朝に行っていたことを紹介していきます。
開き直った。
一橋大学 商学部 1年/男性
試験問題が最高に難しいことを想像すると、本番で「あれ、予想より簡単!」と思えた。
慶應義塾大学 環境情報学部 3年/男性
心の持ち方として、「開き直る」「試験内容を想定する」といった、精神面をコントロールする回答が多くありました。
試験直前になったら、できることは限られてきます。「開き直る」ことは、言葉を換えれば、不安要素があってもそれに捕らわれず、学習成果を信じて、目の前の問題に100%の力で取り組むことといえましょう。
家を出る前のちょっとした行動も大切になるようです。
家を出る前に母親とハグをした。
国際基督教大学 教養学部 4年/女性
ハグをすることは、開き直ることと同じで、自分の力を信じて目の前の問題に集中することに繋がるのかもしれませんね。
また、「コーヒー/カフェラテを飲む」「エナジードリンク/栄養ドリンクを飲む」などを飲むといった回答が多数ありました。
普段から飲み慣れたものや、ここぞの時に飲み慣れているものを試験当日の朝に飲むことで、「ゲン担ぎ」にも通じる、集中力を高めるための自分なりの方法のようです。