大学入試で4技能(読む・書く・聞す・話す)の導入や、小・中・高を通じた到達目標が検討されたりするなど、英語教育改革が進められています。
「英語教育改革」は、保護者の目にはどのようの映っていて、どのような意見が多いのでしょうか。
9割以上の保護者が「英語教育改革」に賛成
英会話スクール Gabaの「子どもの受験と英語教育に関する調査」によると、次のような数字が出ています。(小学生または中学生の子どもを持つ20代~50代の男女が対象)
「英語教育改革の方針に賛成」
90.9%
「英語教育改革で英語の4技能を習得できたら、子どもの将来の選択肢が広がる」
88.7%
国は英語教育改革を推し進める姿勢で、この方針にほとんどの保護者は賛成しているようです。グローバル化の中で、英語の必要性が十分に認知されているとみられます。
一方で、2016年2月2日に文部科学省が発表した中学3年生、高校3年生対象の英語力調査の結果によると、結果は芳しくありませんでした。同調査では、次のような保護者回答の数字も目を引きます。
「幼いころから英語に慣れ親しむのは、良いことだと思う」
91.0%
「子どもに英会話を習わせたいという意識が高まった」
66.6%
いずれも高い数字です。英語力調査の結果を受けて、学校外でのサポートの必要性から、「必要な英語を習わせたい」と思う保護者は、今後、ますます増えると予想できます。
親が教える場合は「楽しく」を大切に
英会話スクール Gabaの調査では、「子どもと一緒に自身も英会話力を身に付けたいか?」という設問もあり、保護者の59.0%が「そう思う」と答えています。特に小さな子どもにとって、親と一緒というのは安心感が伴い、伸び伸びと学ぶことができます。
同調査は、「英会話を楽しく教えてくれそうな“理想の英語教師”(芸能人)はだれか」についても聞いています。
1位 関根麻里さん 40.1%
2位 パックン(パトリック・ハーラン)さん 32.5%
3位 厚切りジェイソンさん 31.9%
共通しているのは、「英会話力を伸ばしてくれそう」「発音が良い」以外に、「楽しく教えてくれそう」という特徴がありそうです。
今後も進められる英語教育改革に対応する力を、親子で楽しく身につけてみてはいかがでしょうか。