先日、文部科学省は平成26年度「英語教育実施状況調査」の結果を公表しました。現在、英語力が最も高い都道府県はどこなのでしょうか。
「英語教育実施状況調査」とは?
英語教育実施状況調査は、平成26年11月14日〜平成27年1月23日にかけて、文部科学省が全国すべての公立小・中・高等学校を対象に行った調査です。
英語力に関しての調査基準は次のとおりです。英検が評価基準として用いられているのが大きな特長の一つです。
中学3年生
英検3級以上を取得、または3級以上相当の英語力がある生徒の割合
高校3年生
英検準2級以上を取得、または英検準2級以上相当の英語力がある生徒の割合(英語教育を主とする学科の生徒は除く)
英検資格を持たない生徒については、学校教員が授業やテスト状況から「◯級に当たる」と判定するため、ある程度の主観が混じってしまう可能性があるとはいえ、外部の明確な評価が達成基準であるため、教育状況を客観的に捉えられるといえます。
初めて都道府県別に公表
今回の調査では、中学3年と高校3年の英語力について、初めて都道府県別に公表されています。 調査結果は次のとおりです。
<都道府県別> 中学3年生の英語力
英検3級以上を取得、または英検3級以上相当の生徒の都道府県別割合となります。
都道府県 | 基準達成値 (%) | |
---|---|---|
1 | 千 葉 | 52.1 |
2 | 秋 田 | 48.6 |
3 | 東 京 | 47.9 |
4 | 石 川 | 47.8 |
5 | 福 井 | 42.7 |
6 | 神奈川 | 41.9 |
7 | 埼 玉 | 41.6 |
8 | 鳥 取 | 40.7 |
9 | 京 都 | 40.4 |
9 | 群 馬 | 40.4 |
11 | 和歌山 | 39.9 |
12 | 茨 城 | 39.8 |
13 | 広 島 | 39.5 |
14 | 徳 島 | 39.1 |
15 | 富 山 | 38.4 |
16 | 宮 崎 | 37.7 |
17 | 滋 賀 | 36.8 |
18 | 鹿児島 | 36.3 |
19 | 愛 媛 | 36.2 |
20 | 青 森 | 35.5 |
21 | 宮 城 | 35.4 |
22 | 栃 木 | 35.3 |
23 | 岡 山 | 35.0 |
24 | 岐 阜 | 34.3 |
25 | 奈 良 | 34.1 |
26 | 静 岡 | 33.9 |
26 | 大 分 | 33.9 |
28 | 兵 庫 | 33.7 |
28 | 長 野 | 33.7 |
30 | 岩 手 | 32.8 |
31 | 長 崎 | 32.7 |
32 | 佐 賀 | 32.4 |
33 | 福 島 | 32.0 |
34 | 香 川 | 31.9 |
35 | 愛 知 | 31.6 |
36 | 福 岡 | 31.5 |
37 | 三 重 | 31.4 |
38 | 新 潟 | 30.5 |
39 | 山 梨 | 30.4 |
40 | 山 形 | 29.4 |
41 | 沖 縄 | 29.2 |
42 | 大 阪 | 28.9 |
43 | 山 口 | 28.7 |
44 | 北海道 | 28.1 |
45 | 島 根 | 27.7 |
46 | 熊 本 | 26.9 |
47 | 高 知 | 25.8 |
文部科学省 平成26年度「英語教育実施状況調査」の結果について より